蔵王・刈田峠〜杉ケ峰(8月〜10月) サワヒョドリ(沢鵯) (キク科フジバカマ属) 朝起きたら快晴ではないか、 すぐ車を走らせる。 登山道具は車に積み放しだ。 刈田峠に車を置いて、 杉ヶ峰をめざし歩き出す。 日当たりの良い湿地に生える 40〜90cmの多年草で、茎は枝分かれせず上部に毛が密生する。 葉は披針形で対生し、3脈が目立つ。 表面は毛が多くざらつき、 裏面には腺点がある。 ふちには不規則な鋸歯がある。 葉が 3深裂するものや腺点のないものもある。 頭花は茎の上部の枝先に多数集まってつく、 筒状花は 5個で白色または淡紅紫色。 杉ケ峰付近で撮影、(2006/9/2) | |
蔵王・刈田峠〜杉ケ峰(8月〜10月) シモバシラ(霜柱) (シソ科シモバシラ属) 朝起きたら快晴ではないか、 すぐ車を走らせる。 登山道具は車に積み放しだ。 刈田峠に車を置いて、 杉ヶ峰をめざし歩き出す。 シソ科の多年草にシモバシラという植物があります。 花も目立たないありきたりの草です。 しかし、それが初冬に大変身をするのです。 よく冷え込んだ朝、枯れたこの草の根元を見ると、茎から鰭状に氷が張り出し、まさしく、霜柱となって氷の彫刻を作っています。 これは茎の維管束の中の水が凍って茎の外へと伸びだしたもので、持ち上げているのは小石ではなく、茎の表皮です。 それがこの植物の名の由来です。 一度これが出来ると茎の構造は壊れるので一年にたった一度だけ、 シモバシラが咲かせる冬の花というわけです。 それも、 見事なものが出来るには、 初めての寒波で急激に冷え込んだときに限ります。 杉ケ峰付近で撮影、(2006/9/2) |