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蔵王全山(8月〜10月)
ツルリンドウ
(蔓竜胆)
(リンドウ科ツルリンドウ属)

 後烏帽子スキー場に車を止めて後烏帽子岳へ向かう。 今日は3人で後烏帽子岳 ・ 前烏帽子岳と一周する予定だ、 もう少しで頂上に着くと思ったときに、 ツルリンドウの淡青色の花に出会い。 今はもうエゾオヤマリンドウかミヤマアキノキリンソウのほかなかなか花に出会わない、 あまり期待していなかったので喜んで写真を撮る。 晩秋には真っ赤な実をつけ越冬する。 ツルリンドウは文字どおり、 蔓性のリンドウなので名付けられた。 北海道〜九州の山地の木陰に生える。 茎は細長く、 地面や草木にからんで長さ 40〜80cmになる。 葉は対生し、 葉のわきに淡紫色で長さ 3cmほどの花をつける。 果実は液果で、 残存する花冠の上に突き出し紅紫色に熟す。 蔵王では全山亜高帯で見られる。

後烏帽子岳頂上付近で撮影、(2011/8/14)
蔵王山麓(8月〜10月)
モリアザミ
(森薊)
(キク科アザミ属)

 モリアザミの花はそのトゲが痛そうな印象の花ですが、横から見ると印象深く、 丸い花の形も目を引きます。 その季節の風景のその時の風の中にあるからこそ、 その個性が際立って美しいのだと思う。 それをこのアザミの花は教えてくれているような気がする。 高さ 50〜100cm、下部の葉は長楕円形、やや硬い草質で、長さ 13〜20cm、しばしば羽状に切れ込む頭花は幅 3.5〜4cm、で枝の先に直立してつく、 花冠は紅紫色。

えぼしスキー場で撮影、(2006/9/3)

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