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蔵王かもしか会のお花畑にようこそ、このホームページは登山中に撮った、花の写真を会員からあつめて、公開をしております。
  植物にも写真にも、またまた登山にも素人の私がまとめたものなので、高山植物名及び山野草・花期・分布の、
  不確かなものや、不鮮明な写真もありますので、ご容赦願います。写真が集まれば、少しづづ追加
  変更していきます。 お時間のあるときに、またお寄りください。
かもしか会は、掛け替えのない貴重な高山植物及び山野草を守っていきます。
   ◎貴重な高山植物及び山野草を絶滅の危機から守ろう
   ◎高山植物及び山野草の盗掘の防止につとめよう
   ◎その生育環境の保全に務めよう
   ◎登山者のモラルの向上、自然愛護の精神の啓蒙につとめよう
高山植物を守るために・・・
高山植物は一般的には高山帯に生育しますが、緯度が高くなるにしたがい低地にも生育し、北海道では平地近くにも見られます。この生育地域は、一年の大部分を氷雪に覆われ、低温と強風にさらされるなど厳しい環境にあります。夏は短く直射日光は強く、紫外線が多く気温の差も大きく、しかも、土壌は不安定で水分や養分も乏しいといった環境に生育する高山植物は矮小で成長も遅く生育期間も短いものです。このような厳しい環境の植物は、生育地に踏み込んだ人の足跡や心なく掘り盗った跡に溜まった雨から崩壊が始まったり、折角咲いたのに子孫を残す前につみ取られたりと言った、ちょっとした人の不注意からもその生育存在が危機にさらされることとなります。ましてや、営利を目的とした不法な採取などは一気に絶滅の危機にさらされることとなります。この美しいもの、掛け替えのない貴重な命が、人の手によって失われるようなことがあってはなりません。
「高山植物」とは、高山帯で発生分化、進化し、そこが生活の本拠となっている植物のことを言います。しかし、一般的にはこうした高山帯で発生分化した植物だけでなく、氷河時代に氷河の南下とともにやってきて現在まで高山帯に残っている植物も含めて「高山植物」と呼んでいます。この氷河期の遺存植物の中には、ほとんど形態変化が起こらなかったものもあれば、種分化が起こり全く別種と言われるほど進化したものもあります。たとえ亜高山帯や低山帯に生活の本拠を持つ植物でも環境に応じ、本来の高山植物に混じって生活しているものも含め「高山植物」と呼ぶことが多いようです。
日本高山植物保護協会資料より)
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