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蔵王・刈田峠〜不忘山(7月〜8月)
ホソバノキソチドリ
(細葉の木曽千鳥)
(ラン科ツレサギソウ属)

 根は紡錘形で伸長し基部はやや肥厚する。 茎は単一で直立し高さは20-40cmになり細長く稜線がある。 葉は2-4個つき最下方の一番大きい葉は狭楕円形から楕円形で、 長さ3-7cm、幅1-2cmになり、 その上部の葉は小さい披針形となる。 総状花序に黄緑色の小さな花を10-20個やや密につける。 苞は線状披針形でふつう最下部の花のそれは子房より長い。 背萼片は卵形で長さ2-3mm側萼片は長楕円形で背萼片より長く反り返る。 側花弁は斜長楕円形で肉質、 背萼片と同じ長さになり背萼片とともにかぶと状になる。 唇弁は広線形で肉質、 長さ5-6mmになり乾くと側花弁とともに暗色になる。 距は長さ12-17mmになり、 下に垂れるか前方に湾曲する。

芝草平で撮影
蔵王・刈田峠〜不忘山(7月〜8月)
ミネウスユキソウ
(峰薄雪草)
(キク科ウスユキソウ属)

 長い間不明の花の欄に登録されていた花だ、 ウスユキソウ属と思っていたがそのまま忘れてプールされていた。 この頃花の難しさがわかりすぎるほどわかってきた、 花の種類は多く年寄りには大変だ。 今でも15種くらい不明のままである。 ミネウスユキソウはウスユキソウの高山型で、 頭花がかたまって付き、 柄がほとんどないのが特徴。 ミネウスユキソウをウスユキソウ属の変種として扱われている。 ミネウスユキソウも寄ればこんな豪華な花束になる。 総称としてエーデルワイスといわれることがある。 蔵王では前山から杉ヶ峰・南屏風岳・不忘の碑付近によく見られる。

不忘の碑付近で撮影、(2012/7/23)

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