前へ お花畑 次へ

蔵王山麓(7月〜8月)
ヤマユリ
(山百合)
(ユリ科ユリ属)

 蔵王の麓からどこにでも咲いている、 管理人も小さい頃、ヤマユリの根を、おやつ代わりに食べていた。 いや主食かな? ハハハ、 草丈は 1〜1.5m程、花弁は外に弧を描きながら広がって、1度に10個近くを咲かせる。 その大きさは直径 20cm以上でユリ科の中でも最大級であり、その重みで全体が傾くほどである。 花の色は白色で花弁の内側中心には黄色の筋、紅色の斑点がある。 花の香りは日本自生の花の中では例外的ともいえるほど、甘く濃厚でとても強い。 発芽から開花までには 5年程かかり、また株が古いほど多くの花をつける。 風貌が豪華で華麗であることから、『ユリの王様』と呼ばれる。

三階の滝付近で撮影、(2004/7/18)
蔵王・刈田峠〜南屏風岳(7月〜8月)
ハクサンシャクナゲ
(白山石楠花)
(ツツジ科ツツジ属)

 前山山頂近く、濃緑の木の中に、刈田峠から細々続いていたハクサンシャクナゲがこの辺から多くなる、 亜高山〜高山帯の針葉樹林中に生える常緑低木。 高さは 1〜3m、 枝は太く、葉は厚い革質で、長さ 6〜15cm、幅は 2〜5cm、 ハイマツやオオシラビソ、タカネナナカマドなどと混生し、 枝は太く円柱状、幼時は緑色、葉は常緑で両面とも通常は無毛で基部が耳形になり、 冬期には裏側に巻いて細長い棒状になり、 これは寒気を防ぐと同時に、葉からの水分の蒸散を防止するためち言われている。 蔵王では南蔵王を縦走していると所々に見られる。

前山付近で撮影、(2011/7/17)

前へ 次へ