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蔵王・刈田峠〜屏風岳(7月〜8月)
キンコウカ
(金光花)
(ユリ科キンコウカ属)

 今日は特に暑い日だ。 熱中症対策で凍ったペットボトル2本を持ってきたが心配になってきた。 とりあえずいけるところまで行ってみようと思い、 白石スキー場から水引平へ向けて歩き出す。 期待してここまできたのに、 少し早く来てしまったのか、 水引平の「キンコウカ」が満開を迎えていない、 本当に残念だ。 北海道から本州中部の高山帯の湿原に多くみられる多年草、群生することが多い。 草丈は 50〜60cm くらいで、  7から 8月に花茎の上部に鮮黄色の花をさかせる、 「キンコウカ」という名前は花の色が黄金色をしているので「金光花」と名付けられたと言われています。 キンコウカは多量のポリフェノール化合物、サポニン、その他少量のコルヒチン様化合物を含んでいますが、 有毒成分については長い間不明でしたが、 その後 研究者によって判明する。 蔵王では刈田峠・芝草平と水引平など

水引平で撮影、(2004/7/24)
蔵王・前山〜不忘山(7月〜8月)
ヒメシャジン
(姫沙参)
(キキョウ科ツリガネニンジン属)

 杉ケ峰に向かって歩いていると、前山の手前、岩礫のところどころに、ヒメシャジンが姿を現す。 深緑の葉によく似合う青紫色の花がうつむきかげんに咲き、落ち着いた味わいをみせている。 亜高山〜高山の岩礫地に生え、高さ 20〜60pになる多年草、根茎は長くやや太い、茎は無毛で直立し、普通数本が株立ちとなり、群生することが多い。 葉は互生し、披針形で先がとがり、基部は円形かくさび形、茎の先に先が 5裂した青紫色の花を数個つける。 萼片は線形で鋸歯がある、 変種のミヤマシャジンは萼片に鋸歯がなく、 花柱は花冠から突き出る。

前山で撮影、(2005/7/31)

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