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蔵王全山(6月〜8月)
イワイチョウ
(岩銀杏)
(ミツガシワ科イワイチョウ属)

 朝起きてみると晴れているではないか、 直ぐに車を走らせ登山口に向かう。 葉身は腎円形で先がへこみ、 縁にそろった鋸歯がある。 花は集散状につき、 花径 1〜2cm、 花冠裂片は中央に縦のひだ、 縁に波状のしわがあり、 長花柱花と短花柱花がある。 亜高山帯〜高山帯の雪田跡や湿地に生える多年草。 葉の形がイチョウの葉に似ているというのが名の由来だがあまり似ているとはいえない。 しかし,独特の形をした葉は似たものがなく花がなくても識別はたやすい。

山形神室岳で撮影、(2012/6/23)
蔵王山麓(6月〜8月)
ヤマホタルブクロ
(山蛍袋)
(キキョウカ科ホタルブクロ属)

 蛍袋(ホタルブクロ)の変種である。 蛍袋(ホタルブクロ)との違いは、 山蛍袋(ヤマホタルブクロ)は萼のつけ根が丸く膨らんでいるのに対して、 蛍袋(ホタルブクロ)のほうはその部分がめくれて、 反り返っていることで見分ける。 ヤマホタルブクロは、 日本の山地から亜高山帯に広く分布する多年草です。 日当たりのよい草原や林縁、 砂礫地などで多く見られ、 初夏から夏の前半にかけて釣り鐘形の花を多数咲かせます。 細い地下茎を伸ばしてふえ、 開花した株はタネと多数の子株を残して枯れます。 子株は1〜2年で花を咲かせます。 丈夫であまり手のかからない植物です。  和名は、 子どもが本種の袋のような花にホタルを入れて遊んだことに由来する。

アザレア平付近で撮影、(2012/7/23)

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