蔵王山麓(6月〜8月) ニガナ(苦菜) (キク科ニガナ属) 休みの朝、 山の方を見ると良く晴れてる、 当然のように、えぼしスキー場へ、 後烏帽子岳に向かい歩き始めてすぐに、 ニガナに出会う。 路傍・田畑・山野に普通で環境により多形を示し、 高さ約 40〜70cmで、 茎は上部が枝分れし白汁を有し、 苦味が多く、 和名の由来にもなっている、 ニガナはニガナ属の中でも花びらの数が最も少なく、 日本全国の土手や田の畦、 山裾で晩春から初夏にかけ、 いたるところで見られる。 一方、夏から秋にかけては同じニガナの名が付いたヤマニガナやムラサキニガナが咲く。 ただし、こちらはニガナの名はついているがニガナ属でなく、アキノゲシ属の花である。 えぼしスキー場で撮影、(2006/8/3) | |
蔵王・熊野岳〜芝草平(6月〜8月) オノエラン(尾上蘭) (ラン科ハクサンチドリ属) 茎の高さは 10〜15cmになる。 茎の基部には、 長さ 6〜10cm、 幅 1.5〜4cmになる光沢のある長楕円形の葉が 2個つく。 葉の基部は鞘となって茎を抱く。 茎の先端に数個の白い花を総状につける。 唇弁の基部に「W」の形の特徴的な模様があるため区別しやすい。 日当りの良い岩石まじりの草地に生える美しいランの花です。 和名は文字通りに「尾根の上に生えるラン」の意味です。 一応、オノエラン属に分類しておきましたが、 属を大きく扱うときにはハクサンチドリやカモメラン、 ニョホウチドリ、 ウチョウランなどが含まれるハクサンチドリ属に分類されます。 このような高山で見られるランはピンク色の花が多く、 このオノエランの真っ白い花は新鮮に映ります。 写真は、仮称山前より借用 |