蔵王全山(6月〜7月) ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草) (イチヤクソウ科イチヤクソウ属) 朝起きたら快晴ではないか、すぐ車を走らせる。 登山道具は車に積み放しだ。 トンガリ山を過ぎて、 山形神室岳までもう少しのところで、ベニバナイチヤクソウに出会う。 ベニバナイチヤクソウは深山に群生することが多く、 花の頃は実に見事である。 葉は円形または円状楕円形で、 2〜5枚が根本に集まる。 常緑で表面は光沢がある。 高さ 15〜25センチメートルの花茎を出し、 桃色の 5弁花を斜め下向きに開く。 包葉は狭長楕円形、 先は急に短くとがる。 山地から亜高山の乾いた明るい林内、 とくにカラマツ林下に多く群生する。 山形神室岳付近で撮影、(2012/6/23) | |
蔵王全山(6月〜7月) タニウツギ(谷空木) (スイカズラ科タニウツギ属) リタイヤして良いことの一つは晴れの日を狙って山登りができることだ、 さあカメラ片手に登山開始だ、 梅雨を待ちかねたように花を開き始めるタニウツギ(谷空木)に刈田峠避難所付近で出会う。 樹高は 2〜5mになる。 樹皮は縦に裂け、 新しい枝は赤みを帯び、 無毛か 2毛条がある。 葉は長さ 3〜10mmの葉柄をもって対生し、 葉身は長さ 4〜10cm、 幅 2〜6cmになり、 徒長枝につく葉はさらに大きくなる。 形は卵形、 長楕円形または倒卵形、 先端は鋭先頭で尾状となり、 基部は円形またはくさび形で、 縁には鋸歯がある。 刈田峠で撮影、(2012/7/4) |