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蔵王・刈田峠〜不忘山(6月〜7月)
サラサドウダン
(更紗灯台)
(ツツジ科ドウダンツツジ属)

 この日は、 刈田峠から硯石まで縦走歩きだ。 不忘の碑を過ぎてガレ場が終わった頃から見事に咲き誇っている。 樹高は 2〜5mになる。 若い枝は無毛。 葉は長さ 3〜10mmの葉柄をもって枝先に集まって互生する。 葉身は倒卵形で、 長さ 2〜5cm、 幅 1〜2cmになり、 先端はやや尖るか鈍く、 下部は葉柄に流れる。 葉の表面には短い毛が散生し、 裏面の側脈の基部には褐色の縮れた毛が密生する。 縁には先端が長い毛状になる微小鋸歯がある。 枝先に長さ 2〜3cmの総状花序をつけ、 10個ほどの花が 1〜2cmの花柄の先端に下垂してつく。 萼は鐘形で深く 5裂する。 花冠は長さ 8〜10mmあり、 鐘形で先端は浅く 5裂する。 花冠の色は、先端が淡紅色になり下部は黄白色で紅色の縦条が入る。 雄蕊は10本ある。 果実は刮ハで上向きにつく。

不忘の碑と硯石の間で撮影、(2018/6/15)
蔵王全山(6月〜7月)
イソツツジ
(磯躑躅)
(ツツジ科イソツツジ属科属)

 樹高は 30〜70cmになり、 よく分枝し、 若い枝には赤褐色の毛が密生する。 葉は短い柄をもって互生し、 革質で形は長楕円形または狭長楕円形になり、 長さ 1.5〜6cm、 幅 0.4〜1.5cmになる。 縁は裏面にまくれ、 全縁で、先は短く尖り、 先端に腺状突起がある。 葉裏は全体に白軟毛が密生し、 主脈には褐色の長毛が密生する。 枝の先端に散房花序をだして多数の花をつける。 花冠は離生し、 花弁は白色で 5枚、長さ 5mmになる。 雄蕊は10本ある。果実は長さ 3mmの刮ハとなる。

写真は、仮称山前より借用

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