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南蔵王山麓(5月〜6月)
ミヤマキケマン
(深山黄華鬘)
(ケシ科キケマン属)

 茎は赤みを帯び、 下方で分枝して斜上し、 高さは20-50cmになる。 葉は1-2回羽状複葉で、 小葉はさらに羽状に深裂する。 葉はしばしば紫褐色を帯びる。 茎の先に3-10cmの総状花序をつけ、 多数の黄色い花を密につける。 花の長さは20-23mmになる。 果実は刮ハで、 長さ2-3cmの線形になり、 数珠状になる。 本州の近畿地方以北に分布し、 山地の日当たりのよい、林縁、道路法面、崩壊地、谷川の礫地などにふつうに生育する。 「ミヤマ」と名前がつくが、 深山に自生することは少ない。

写真は、建具屋より借用
南蔵王・不忘山(5月〜6月)
ミヤマタンポポ
(深山蒲公英)
(キク科タンポポ属)

 朝起きて、山の方を見ると良く晴れてる、 当然のように白石スキー場をめざす。 今日は花の撮影をするぞと、 重いカメラを首からぶら下げ気合いを入れて歩き出しアザレア平過ぎたところで、 似た年頃のグループがゆっくり歩いている。 やもえず追い越そうとしたら後輩たちではないか。 町内会の集まりで登山しているとのこと、 不忘の碑の手前のガレ場の端の草むら、 日の当たるところにミヤマタンポポが咲いていた。 花の大きさが3cm〜4cm、 大きいものでは5cmほどにもなる大型のタンポポ。 花色は濃い黄色です。 白山や北アルプスなどに生育する高山植物で、 漢字で「深山蒲公英(ミヤマタンポポ)」と表記します。 よく似た植物に“白馬蒲公英(シロウマタンポポ)”がありますが、 こちらはミヤマタンポポの変種。 北アルプスの白馬岳や、 南アルプスの荒川岳・赤石岳など、 同じく高山地帯に生育します。 ミヤマタンポポより葉の切れ込みが深いのがシロウマタンポポです。 

不忘の碑付近で撮影、(2018/5/21)

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