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南蔵王山麓(5月〜6月)
ツクバネソウ
(衝羽根草)
(ユリ科ツクバネソウ属)

 朝起きたら快晴ではないか、すぐ車を走らせ硯石登山口に向かう、 根茎は細く、 茎の高さは15-40cmになる。 葉は4個が輪生し、 葉身は長楕円形で、 長さ4-10cm、 先端はとがり、 葉柄はなく、 葉の縁は全縁になる。 茎の先端に1個の、 淡黄緑色の花を上向きにつける。 花柄は長さ3-10cm。 外花被片は披針形で、 長さ10-20mm、 緑色の萼状、内花被片はない。 雄蕊は8個あり 、花糸は長く、 葯は線形で長さ3-4mm、 同属のクルマバツクバネソウと違い、 葯隔は葯から突出しない。 花柱は4個に分枝する。 果実は液果で、 秋に径1cmほどの羽根突きの羽子(はご)に似た実が黒紫色に熟す。  蔵王では硯石登山口付近に多い。

硯石付近で撮影、(2018/5/21)
蔵王・刈田峠〜不忘山(5月〜6月)
ニワゼキショウ
(庭石菖)
(アヤメ科ニワゼキショウ属)

 芝生や草地などに群生する。 花期は5月から6月で、 直径5mmから6mm程度の小さな花を咲かせる。 花弁は6枚に分かれる。 花色は白のものと赤紫のものがあり、 中央部はどちらも黄色である。 花は、受精すると、一日でしぼんでしまう。 日本に普通みられるものは、 アメリカ合衆国テキサス州を中心に分布する多型的な種である。 明治時代に観賞用として北アメリカから輸入されたものが野生化したのではなく、 本来雑草的な種が帰化植物となったものである。 適応力が強く、 日当たりの良い場所なら大抵の場所に生育。

写真は、建具屋より借用

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