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南蔵王・不忘山(5月〜6月)
レンゲツツジ
(蓮華躑躅)
(ツツジ科ツツジ属)

 白石スキー場から登り始め、 不忘山の中腹、 アザレア平にさしかかると、 朱紅色の濃いツツジの花が、ひときわ目を引く。 大柄な花はまるで房のようにまとまって存在を強調する。 高さ1 - 2mの落葉低木。 花は直径5cmほどのロート状で、 葉が出たのち葉が開くのと前後して咲く。 果実は刮ハ、 長さ2 - 3cmの円筒状で、 10〜11月に熟すると5裂して小さな種子を飛ばす。 北海道南部から九州まで日当たりのよい草原に多く自生する。庭木としてもよく利用される。 花は朱色。 花の色が黄色い種類としてキレンゲツツジがある。

アザレア平で撮影、(2018/5/21)
南蔵王・不忘山(5月〜6月)
ユリワサビ
(百合山葵)
(アブラナ科ワサビ属)

 朝起きたら快晴ではないか、すぐ車を走らせ硯石登山口に向かう、 花を探しに硯石登山口より奥に行ってみる。 ケッチャグラ沢を登ってゆくと、 芽吹いたばかりのユリワサビに出会う。 地下の根茎はワサビより細く短い。 葉柄の基部が肥厚して鱗茎状になる。 茎は細く成長すると倒れる。 葉はワサビより小さく、 濃緑色で縁に波状の粗い鋸歯があり、 葉柄の基部はふくらむ。 葉は開花、 結実後も枯れずに生存する。  茎の先端に短い、 まばらな花序をつける。 花は白色の十字状の4弁花で、 花弁の長さは4-6mm。 萼片は楕円形。 花柄の基部には葉が変化した苞がつき、 やや深く切れ込む。 長角果は長さ10-15mmになり、 開出するか下を向く。

ケッチャグラ沢で撮影、(2018/5/21)

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