蔵王・刈田峠(5月〜6月) アラゲヒョウタンボク(粗毛瓢箪木) (スイカズラ科スイカズラ属) 刈田峠に車を置いて、 前山をめざし歩き出す。 アオモトドマツの途切れた近くの林の陰に、 白い花を二輪ずつ下向きにつけているアラゲヒョウタンボクに出会う。 まだ柔らかい新葉、 雪の重みで倒れた枝を押し上げて、 花を咲かせている植物の力強さに感激する。 北海道から本州の山地に生える落葉低木で高さ2mほどになる。 枝は灰褐色でほとんど無毛だが初めのうちは毛がある。 葉は卵状楕円形で先端は次第に細くなってとがり、 基部は円形。 葉の長さは8p、 幅4pほど。 膜質でやや硬く両面や柄に粗い毛がある。 下面はしばしば粉白色になる。 蔵王では刈田峠で多く見られる。 刈田峠湿原付近で撮影、(2018/6/18) | |
蔵王・刈田岳〜不忘山(5月〜6月) アズマギク(東菊) (キク科ムカシヨモギ属) リタイヤした人間の特権で、 天気が良ければ曜日関係なく登山開始だ。 賽の河原から、 旧かもしか温泉に向かうところでアズマギクを見つける。 こんな山中にと思ったが、 早春の代表として咲き誇る名花の一つだ。 アズマギクは、 本州中部地方から東北地方などの、 日当たりのよい山地や海岸の草原に生える多年草です。 春に芽を出すと同時に、 中心から花芽を伸ばし始め、 晩春から初夏ごろに、 紫色のデージーのような花を、 1茎に1花咲かせます。 花後にはわき芽を伸ばして新葉をロゼット状に開きます。 葉はへら状で、 短毛が密生しています。 蔵王では刈田岳と不忘山で多く見られる。 賽の河原で撮影、(2020/6/29) |