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 蔵王山麓(4月〜5月)
オオバクロモジ
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(クスノキ科クロモジ属)

 朝起きたら快晴ではないか、 すぐ車を走らせ硯石登山口へ向かう。 マンサクの花が盛りを過ぎたころ、 カタクリやヤマエンゴサクが華やかな宴を繰り広げる春、 オオバクロモジが花をつけ始めた。 母種のクロモジより葉が大きいので「大葉クロモジ」である。 「黒文字」の由来は、 この木が成木になると幼木時に緑色だった木肌が灰黒色に変わり、 表面に白い斑点が出る。 これが樹皮に文字を書いたように見えることからと伝えられているが本当だろうか? 雌雄異株の落葉低木で、楊枝材をとる木として有名なクロモジの変種。 より大型で、 葉も長さ12cmになるので一応分類群として区別されていますが、 そうした形態的な違いも連続的にクロモジに移行してしまうとのことです。 蔵王では山麓の林内に生育。

硯石付近で撮影、(2008/5/27)
 蔵王山麓(4月〜5月)
シュンラン
(春蘭)
(ラン科シュンラン属)

 朝起きたら快晴ではないか、 すぐ車を走らせ硯石登山口へ向かう。 登山口からミズナラの疎林の中を気持ちよく通る。 シュンランは、北海道から九州に広く分布し、 日本を代表する野生ランです。 シンビジウムの仲間で、 主に里山や人里に近い山地の雑木林などに自生し、古くより季節の花や祝いの花として親しまれてきました。 葉は細く、  縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)があります。 地下には数個のバルブが連なり、 太い根がたくさん伸びています。 春に緑色の花を1茎に1花、 まれに数花を咲かせます。 花後には花茎が伸びて果実がつきます。 堅い果肉の中には、 粉のようなタネが無数に入っています。 秋も深まるころには地下に翌年の花芽を抱き、 そのまま寒い冬を落ち葉の中でじっと過ごし、 春を待ちます。

硯石付近で撮影、(2008/5/27)

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