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南蔵王山麓(4月〜5月)
ハルリンドウ
(春竜胆)
(リンドウ科リンドウ属)

 毎日仕事が忙しくたまにはのんびりと歩きたいもんだと思っていた夢が叶い。 また、 きれいな花、 ハルリンドウに出会えて二重の喜びになった。 根本からロゼット状の根生葉を地表に広げる。 葉は5mm-1cmの披針形。 花茎を根出葉の中から抽苔し、 高さは10cmほどとなり、 先端に紫色の花をつける。 花冠は長さ2-3cmの漏斗状で、朝、日光を受けると開花し、夕方に閉じる。  近縁種のフデリンドウとよく似ているが、 フデリンドウは、 根出葉が大変小さくロゼット状にならないことで区別できる。 また、コケリンドウにも似るが、 がく片が反り返らないことで判別できる。

硯石付近で撮影、(2008/5/27)
蔵王山麓(4月〜5月)
タチツボスミレ
(立坪菫)
(スミレ科スミレ属)

 リタイヤした人間の特権で、 晴れを確認したら、 すぐ車を走らせ登山口に向かう、 着いたら車が結構駐車している。 準備をしてすぐに出発する。 そろそろ休もうかと思っていると、 タチツボスミレを見つけた。 ありふれたスミレだが、 群生していると美しく立ち止まってしまう。 日本のスミレ属は種類が多く、 さまざまなものが各地に見られるが、 花がほぼ同じ時期に見られるため、 混同して扱われている場合が多い。 種としてのスミレも普通種であるが、 それ以上に普通種であり、 日本を代表するスミレがタチツボスミレである。 いくつかの近似種とともに広く見られる。

弘法清水付近で撮影、(2018/5/21)

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