前へ お花畑 次へ

蔵王山麓(4月〜5月)
キクザキイチゲ
(菊咲一花)
(キンポウゲ科イチリンソウ属)

 駐車場から大東岳に向かって歩き始め、 1時間歩いたので休み場所を探していると、 淡紫の花弁が微風に揺れている、 よく見るとキクザキイチゲではないか、 キクザキイチゲのイチゲは一花で、 一輪と同じ、 キクザキは菊咲で、 花形が菊に似ているためだと言われている。 花茎は高さ 10〜20cm で、 上部に 3枚の苞葉が輪生し、  3出複葉、雪解けにその苞葉の間から花柄を伸ばして、 白や淡紫色の花 2.5〜4cm を付ける。 日が当たると開いて、 夜や雨の時は閉じている。 キクザキイチゲが有毒であるという明確な報告はないようですが、 キンポウゲ科の植物は、 ほぼ全てが有毒です。 蔵王では全山山麓の林内に生育。

大東岳で撮影、(2005/4/30)
蔵王山麓(4月〜5月)
カタクリ
(片栗)
(ユリ科カタクリ属)

 グループで登ったせいばかりではないと思うが、 登るときは全然気がつかない、 下りでこれがカタクリだと言う声が聞こえた、 足元の枯葉を押しのけてカタクリの花が咲いている、 比較的日光の差す落葉広葉樹林の林床に群生し、 早春に10 cm程の花茎を伸ばし、 下を向いた薄紫から桃色の花を咲かせる。 葉には帯紫色の模様があり、早春の 4〜5月のみ地上部を展開し、 6月上旬頃には葉や茎は枯れてしまう。 幅2.5-6.5 cm程の長楕円形の葉には暗紫色の模様がある。 地域によっては模様がないものもある。  蔵王では全山山麓の林内に生育。

大東岳で撮影、(2005/5/15)

前へ 次へ