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蔵王全山(8月〜9月)
センニンソウ
(仙人草)
(キンポウゲ科センニンソウ属)

 日本各地に分布し、 日当りの良い山野に多く見られる。 つる植物であり、 長く茎を伸ばし、 節ごとに葉を対生する。 葉は 5枚の小葉を持つもつ羽状複葉になるのが普通。 小葉は卵状楕円形で草質、 なめらかだがつやはない。 葉の表面に白い模様を出すことがある。 葉柄が他の植物の枝や葉に絡み付き、 それによって植物体を固定する。 茎の先端付近の葉腋から三出状の散房花序を出し、 多数の白い花をつける。 4枚の花弁に見えるのは萼片で、 本当の花弁はない。 果実には白い毛があり、 これを仙人のヒゲに見立てたことからこの名が付いた。 なお、有毒なので 、注意を要する。

ハマグリ山で撮影、(2010/9/18)
蔵王全山(8月〜9月)
シロヨメナ
(白嫁菜)
(キク科シオン属)

 低い山や高原から高山まで、 生息域の広い白菊の仲間で別名のシロヨメナ(白嫁菜)も、 ヨメナの白花ということからついた名前と言われている。 草丈 50cm前後、 しばしば 1m近くになります。 上部で花茎を分け、 初秋から秋の初めまで、茎頂で花茎を分けて径 1.5〜2cm前後のやや小さい白色のキク型の花を皿型(散房状)につけます。 葉は、長さ10cmほどの長楕円形で葉先は鋭三角形です。 葉には粗い鋸歯(葉の縁のギザギザ)があります。 名は「ヨメナ」ですが「ヨメナ属」ではなく「シオン属」です。 いわゆる「野菊」の仲間です。 主として林縁などの半日陰になるような場所に自生する多年草です。

白石スキー場で撮影、(2010/9/18) 

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